タンクメイトとしてのこだわり

当方は、オークションなどにブルーラムズホーンの出品を行っています。
当方のラムズホーンを購入された方から一番多い質問は、ブルーラムズホーンを育てる餌についてです。
例えば、
「特別な餌をあげているのですか?」

いわゆる色揚げ用の餌ですね。

餌についてお話しする前に、私がブルーラムズホーンの飼育を始めたのは、「ブルーへのこだわり」にも書いたように
魚のタンクメイトとして、コケ取りや水質維持のために水槽に入れる事が切っ掛けで、入れるのであれば、魚に負けないぐらい綺麗な個体を育てたい。
そう思った事からでした。

今もその思いに忠実でありたいと思います。
美しい個体である以前に、タンクメイトとしてのブルーラムズホーンを育てています。

タンクメイトの役割は、コケや残り餌を掃除し、良質バクテリアのコロニーを形成するフンをし、水槽内に小さな生態系を維持しやすくすることです。

この目的を考えたら、特別な餌で育てる事を良しとは思いません。
確かに、高栄養に配合した餌を与えれば、成長は早いでしょう。

しかし、魚と一緒にした時もそれを継続しますか?

もしも特別な餌を与え続けるのであれば、水質維持をするタンクメイトとは言えなくなります。
そして一番の疑問は、特別な餌をあげなければ綺麗な個体に成長しないのでしょうか。

私の経験からは、必ずしもそうとは言えないという結果に至りました。

大切なのは、水質の管理と良質な系統を維持するための選別です。

水質と選別に関しては、別項目に書きますが、当家のブルーラムズホーンはタンクメイトとして育てています。

大きくするのが目的ではなく、ましてやたくさん卵を産ませることも目的ではありません。

手っ取り早く大きくしない。
手っ取り早く産ませない。
自然に、自然に、水環境の一部に溶け込むような無理の無い成長をさせる。

これを心掛け、その上で美しい系統・個体の維持を志しております。

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